最小で世界を制す

あるカナダの会社が、世界最小かつ超高精度の産業用ロボットアームの開発に成功しました。このロボットアームは手の平に乗るほどの小ささです。

ここに至るまでの歴史は、よくあるように、ある果敢なスタートアップから始まりました。2013年、ジョナサン・クロンブ氏とイリアン・ボネフ氏はMecademic社を設立します。二人が知り合ったのはモントリオール工科大学でのことで、当時クロンブ氏は電子工学士としてちょうど大学を卒業したところ。ボネフ氏は教授として教鞭をとっていました。まず、二人は共同で大学向けのトレーニング用ロボットを開発しました。その後二人はさらに駒を一歩進め、Mecademic社を設立します。その目標は、従来のどんなモデルよりもはるかに小型で直観的、かつ高精度の工業ロボットを開発することでした。

コントローラを台座に内蔵

3年後、ボネフ氏とクロンブ氏は、この目標を達成しました。彼らが開発した6軸ロボットアームMeca500は、他のどんな小型産業ロボットの半分という小ささです。また重量は5kgにも満たず、台座部分は手の平に乗るサイズです。それでも、500gの有効荷重を支持することが可能です。また、コントローラを内蔵式にすることでさらにスペースを節約できるほか、操作も大幅に簡素化されています。必要なのは、24Vの電源、コンピュータ1台、Ethernetケーブル1本のみ。これさえあれば、Meca500のプログラミングと操作が可能です。

フラットモータでコンパクトさを実現

CEOを務めるジョナサン・クロンブ氏は、この開発を誇らしく思うと同時に、次のように述べています。「すべての部品をこれほど小さいスペースに収めることは、真のチャレンジといえるものでした」。使用するドライブもこれに対応し、小型でありながら強力でなければいけません。さらに、高い品質要件を満たす必要もあります。「これらのドライブは、精度と長寿命という特性を満たす最高のものでなければいけません。さらに、連続運転で何年も持ち堪える必要があるのです」。こうした理由から、Mecademic社はマクソンのブラシレスフラットモータの採用を決定しました。これらのDCモータは、そのコンパクトな形状と高トルクで知られています。Meca500においては、これらのモータはバックラッシュのないギアヘッドおよび高分解能のエンコーダと組み合わされ、繰り返し精度5μmの動作を実現しています。

ファームウェア更新で協業可能なロボットに

「私たちの目的は、超小型産業ロボットの新市場を開拓することです」とボネフ氏は語ります。これらのロボットは特に機械製造の分野で標準部品として、組み立てラインや医療機器における使用などが考えられます。他にも考え得る用途は、動物の手術サポートや時計・宝飾品の組立て補助など多岐にわたります。また、このロボットアームは従来のピック&プレイスタスクや、検査作業もこなせます。
しかしながら、Meca500はこれから生まれるロボットシリーズのほんの始まりでしかありません。新たな機種はすでに開発段階に入っています。「私たちは最小かつ最高精度の産業用ロボットを提供し、これによって新たな製品、用途や発見を可能にしたいのです」とボネフ氏は言います。Mecademic社は、Schunk社と協力し独自のロボットアーム用グリッパーも開発しています。顧客の希望があれば、個別の要件に合わせたカスタムメイドのファームウェアも提供しています。衝突防止の補助機能を搭載したMeca500は、協業用ロボットとしても使用できます。

 © maxon motor ag

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