マーズ・ミッション: 別世界のテクノロジー

そこにはいつも、ドライブシステムのスペシャリスト、スイスのマクソンモータによる信頼性の高いDCモータの存在があります

人類が火星にコロニーを建設する日は、そう遠くないかもしません。コロニーで人々は地下の氷を飲料水としたり、グリーンハウスで野菜の栽培をしたりすることでしょう。そして日が落ちると夜空をあおぎ、自分たちのミッションの基礎を築いた地球の方向に目を向ける…こんなシナリオは、現実性に欠けているでしょうか?いいえ、そんなことは全くないのです。火星探査の分野は、過去20 年間で非常に大きな進歩を遂げました。そしてマクソンモータの高精度ドライブシステムはこの進歩に多大な貢献を果たしてきました。アメリカ航空宇宙局NASA による4 つのミッションにおいて、スイス発のマクソンモータは自社製品を火星の地表に送り込むことに成功しています。これらのプロジェクトで収集されたデータにより、地球の隣に位置するこの惑星への宇宙旅行という目標に人類はますます近づいているのです。火星への飛行が行われるごとに、マクソンモータは重要な情報や見識を獲得しています。マクソンモータCEO オイゲン・エルミガーは 「宇宙において、当社のブラシ付きDC モータとブラシレスDC モータは、極度の寒さや暑さ、打撃や振動といった極度に厳しい環境にさらされます。こうした経験は、地球におけるマクソンモータ製品の運用状態の向上にも役立っているので す」と述べています。

歴史的ブレークスルー

人類は、引き続きロボット探査車を火星に送り込んでいます。ロボット探査車は、荒涼とした土地を探索し岩石試料の調査を行うとともに、あっと息を飲むような数々の写真も撮影しています。第1 号ロボット探査車「ソジャーナ」は6 輪式ローバーで、1997 年7 月4 日に火星に降り立ちました。それまでは、車両を火星に送り込む試みは全て失敗に終わっていました。そのため、ソジャーナの火星着陸は歴史的な瞬間であったといえます。ソジャーナは小型で重量はわずか10.5 kg。ほぼ3 ヶ月にわたって砂質の地面を走り続け、データや画像を地球に送り続けました。これは予想よりもはるかに長い探査期 間となりました。このとき、探査車を駆動していたのが電動のマクソンDC モータです。コアレス巻線付きの高品質ドライブシステムが車に搭載され、学術的探査の目的で作られたこの装置のステアリングや操作に用いられました。マクソンのエンジニア達はこのプロジェクトの実現に向けて丸々4 年をNASA との共同作業に費やし、世界中が驚嘆する成功をもたらしました。以来、「マクソン」と「火星」は密接に繋がっていると認識されるようになりました。しかしこれはほんの始まりに過ぎませんでした。

赤い惑星に降り立った双子の兄弟
ソジャーナのミッション成功を原動力として、NASA は間もなく次の火星探索プロジェクトを計画しました。今回は2 台の探査車が同時に火星へ送られることになりました。それが、同型の探査車であるスピリットとオポチュニティです。この2 台は第1 号車よりもかなり大きく(重量約185 kg)、さらに完成度の高い技術を搭載していました。2 台の探査車は、写真を撮影したり、地面の埃をブラシで除去したり、石に穴を開けたりする能力を備えていました。そのミッションは、火星にはかつて水が存在していたこと、そしておそらく生命体も存在していた 証拠を発見することでした。両探査車の働きは、人々の期待をはるかに上回るものでした。もともと、この2 台の任務遂行期間は3 ヶ月とされていました。しかしスピリットが最後の信号を地球に向けて送信したのは、実に6 年も経ってからのことでした。そして兄弟機のオポチュニティに至っては、火星に着陸してから10 年が経った今日でも探索を続けており、その走行距離は40 km 以上におよんでいます。ここでも、マクソンのDC モータは、砂嵐や、-120 °C 〜+25 °C の激しい温度の変動にも関わらず確実に作動しています。それぞれの探査車には高精度ドライブシステムが35 個搭載され、これらは6 つの車輪、制御機構、ロックドリル、ロボットアームを駆動する役割を担っています。加えて、着陸機には8 つのマクソンモータが搭載されました。

オポチュニティからの素晴らしい誕生日プレゼント
老朽化に伴ういくつかの故障にも関わらず、オポチュニティは科学者たちにまだまだ多くの喜びをもたらしています。火星着陸10 周年記念にちょうど合わせるように、オポチュニティは2014 年1 月に探査中のエンデバー・クレーターの岩石層内に水の痕跡を発見しました。しかし、これだけではありません。データは、何十億年も前に湖が存在していたこと、そしてそこには生命体が生まれるための好条件が揃っていたことを示していたのです。

隠された氷を探して

火星にはいまだに氷が存在します。例えば、2 箇所の極冠に存在しています。また、研究者たちは他の場所にも氷が存在するということをほぼ確信しています。ただし、氷は地下にあると考えられています。これを証明するために火星に送られたのがフェニックスです。2008 年に火星に着陸したフェニックスは、先行機とは異なり固定式の宇宙探索機でした。着陸してから間もなく、フェニックスは採取した火星の土壌のサンプルを加熱しそこに水蒸気を確認、水の存在を示す待望の証拠をもたらしました。この発見には、スイス・ザクセルンのマクソンモー タ本社も飛び上がって歓喜の声をあげました。なぜなら、スイスのモータスペシャリストであるマクソンモータはこのNASA のミッションにパートナーとして参加しており、RE シリーズの高精度ドライブを9 つも提供していたからです。特殊なボールベアリングを備えたマクソンのブラシ付きモータは、フェニックスの太陽光パネルの位置調整に用いられていました。火星に降り立った新しい「スター」しかしながら、研究者たちはこれまでの成功だけで満足したわけではありません。そこで彼らはある思い切ったプロジェクトに着手し、さらにもう1 台の探査車を火星へと送る計画を立てました。この新たな探査車は、全てにおいて今までの探査車を超越するものでした。ローバー隊の新しいスター「キュリオシティ」は重量900 kg。寸法は小型自動車ほどありました。2012 年8 月、キュリオシティは火星に着陸しました。ロボットアーム、岩石や地面土の分析のためのクロマトグラフ、そして分光計を備えたキュリオシティは、かつての生命体の存在を示す証拠を常に探索しています。ここでは、ラジオアイソトープ電池がエネルギー供給の信頼性を高めると同時に、マクソンのMR エンコーダが電子機械的なジョイント部分に投入され、モータの制御を行っています。キュリオシティはその軌道を火星の赤い砂に刻むだけではなく、たくさんの価値あるデータを収集し、火星に対する新たな学術的知識を提供しています。たとえばキュリオシティは、火星の地表下にあるいわゆる生命の基礎的要素、つまり水、酸素、炭素といった成分を発見しました。これは、私達の地球の隣に位置するこの惑星にかつては生命体が存在するための前提条件が揃っていたことを示す強力な形跡だといえます。このほかにも、キュリオシティは見る者がまるで自分自身が火星にいるかのように感じるような写真を、突出した解像度で撮影しています。まだいくつかの問題が残っているとはいえ、火星への最初の有人飛行は、近い将来現実になるような期待が高まります。NASA の探査車たちがその道を既に開拓してきているのです。

火星での冒険はまだまだ続きます!

欧州宇宙機関 (ESA) はロシアのロスコスモスと共同で独自の火星プロジェクトを計画しています。2016 年には、プロジェクト「ExoMars(エクソマーズ)」の名のもとに1 台の探査機が火星へと送られる予定です。そしてその2 年後には火星探査車の投入も予定されています。この探査車はキュリオシティよりやや小さいものの、地下2 m の深さから岩石試料を掘り出すことのできる掘削装置を備えています。これらの試料はすぐに探査車内で分析されます。マクソンモータはこのプロジェクトにもパートナーとして参加しており、ExoMars ローバーにDCX シリーズの高精度ドライブシステムを提供しています。

 © maxon motor ag

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